シラン
シロバナシラン

ラン科 シラン属

 
2019.4.30 山口県   2019.4.30 山口県


日当たりのよい湿り気のある斜面などに生える多年草で、高さは30〜70センチ。葉は数枚付き、披針形で革質。
花は3〜7個付け、紅紫色。唇弁はくさび状倒卵形で、先は浅く3裂し、中央裂片は内側にヒダがある。花期は4〜6月。本州福島県〜沖縄県に分布する。
白い花を付けることがありシロバナシランと呼ばれる。

〜徒然想〜

庭先や道ばたで普通に見られるシランですが、野生のシランは崖地や岩地などに生え、なかなか見ることができないラン科植物です。
千葉県でも渓流を挟んだ直立した岩壁に生え、近づくことができない場所でした。
愛知県では山地の入り口付近で見られ、野生種のように思えましたが、やや疑問です。
山口県ではある一角に忽然と現れ、大群生していました。千葉県のような崖地のイメージからは、ほど遠い印象です。傍らには白花も群生していました。

−同じ科の植物−

 2011.5.14 愛知県    2019.4.30 山口県
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