ヒマラヤ、中国南部原産で栽培逸出帰化植物。道端、林道草地などに生える1年草で、高さは20〜80センチ。葉は対生し、広卵形で、先は尖り、縁には鋸歯がある。長い葉柄がある。
花は枝先に総状花序となって多数付き、白色で唇形、長さ5ミリほど、萼には長い軟毛がある。
広義にはシソ(紫蘇)とされ、茎、葉、花などが赤みを帯びるアカジソ、葉にシワのあるチリメンジソなどの品種がある。花期は8〜10月。
〜徒然想〜
元々栽培品で、畑回りに限らず、離れた里山にも逸出しています。ときに山奥でも見られ、こんなところに! と思うときもあります。広く逸出しているようです。
一般には、シソといえばアオジソのことで、大葉として市販され食されています。
本項では、シソ(広義)を題目としていますが、基本品種はチリメンジソで、アオジソやアカジソなどは品種となります。
エゴマやレモンエゴマとは、鋸歯が粗く鋭い点で違いがあります。
−同じ科の植物−
|