ユーラシア原産の帰化植物。草地、荒れ地、道端、河川敷などに生える多年草で、高さは１００センチほどになる。茎には４稜があり、下向きの刺毛が見られ、葉腋上部に白い長毛が密生する。葉は広線形〜狭倒披針形で６〜８枚輪生し、長い刺状毛がある。
花は葉腋から伸びた短い柄に少数付き、直径２〜３ミリで、白色。果実は球状を2個つなげた形で径４〜５ミリ、先の曲がった刺毛が密生する。花期は５〜６月。

〜徒然想〜

ヤエムグラを見直す過程で、本種があることを知りました。葉腋の上部に白い長毛が密生すること、葉に長い刺状毛が生えること、花が大きく白いことが特徴です。
ヤエムグラは白い長毛がなく、葉の毛は短く、花は直径１〜２ミリで黄緑色です。

ストック画像を精査してみると、本種と思われる画像が見つかりました。北海道や近くの多摩川河川敷で撮影した画像です。
ヤエムグラの仲間は地域に特化した種も多く、帰化種も新たに発見されつつあります。難しい仲間です。

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