セイバンモロコシ
ヒメモロコシ
イネ科 モロコシ属

 
2020.7.6 東京都調布市   2020.7.6 東京都調布市


地中海原産の帰化植物。河川敷、畑、草地、堤防、道端などに生える多年草で、高さは100〜200センチ。地中に長い根茎を伸ばし、群生する。葉は線形、平滑で
無毛、縁は普通ざらつく。葉舌は短く、短毛がある。
花は茎の先に長さ
20〜50センチの円錐花序となり、上半部に有柄の小穂と無柄の小穂が対になって付く。小穂は長さ4〜7センチ、有柄小穂は無柄小穂より小さく、雄性で芒がない。無柄小穂は芒があり、苞穎は厚くて硬く、黄褐色で光沢があり、毛におおわれる。花期は6〜9月。

〜徒然想〜

ウォーキングを兼ねて、自宅から25分ほどの多摩川河川敷に植物観察に出かけることがあります。そのとき最も目に付くのはこの植物で、我が物顔で繁殖しています。
元々は家畜の飼料として栽培されていましたが、逸出して河川敷や荒地などで大繁殖しています。
セイバンモロコシは小穂に芒がありますが、目立った芒がないタイプがありヒメモロコシと呼ばれます。その気になって画像を確認すると、むしろ芒のないタイプの方が多いことが分かりました。
偏った撮影をしていたのかとも思いますので、次回の観察時には芒のないタイプがどれほど広がっているのか、調査してみたいと思っています。

−同じ科の植物−

 2020.7.18 東京都調布市    2020.7.18 東京都調布市
 
 2020.9.1 東京都調布市    2020.9.1 東京都調布市
 
 2020.7.18 東京都調布市   2020.7.18 東京都調布市