サンショウ

ミカン科 サンショウ属

 
 2015.5.12 長野県


低山地の林内、林縁などに生える落葉低木で、高さは1〜5メートル。枝にはいぼ状突起と刺がある。葉は互生し、奇数羽状複葉で小葉は9〜19個、卵状楕円形〜卵形で、先は鈍く、縁には波状の鋸歯があり、腺点がある。
花は雌雄異株で、枝先に長さ1〜3センチの円錐花序を出して多数付き、淡緑黄色で、雄花の花被片は5〜9個、長さ2ミリほど、雄しべは4〜8個で、花被片より長い。雌花の花被片は7〜8個、花柱は離生する。果実は2個の分果に分れ、分果は球形で直径5ミリほど、赤褐色〜紅色に熟す。種子は光沢のある黒色。花期は4〜5月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

最初に戸建て住宅を購入した際、理由は思い出せませんが、記念樹として25年ほど庭先に植えられていました。実がついた記憶がないので、雄株だったのでしょう。それでも、若葉を叩いて、料理に添えたことがあります。
野では、山林内や明るい草原、林縁などでよく見られます。花散歩中に花と出逢うと、うろ覚えながらこんな花が咲いていたのかな、と思い出します。
近年、我が家の庭にサンショウの木を植えました。実を粉にしようと思ったのですが、どうもこちらも雄株のようです。雌花はこの春にさがすことにします。

−同じ科の植物−

 2022.4.9 東京都調布市(植栽)    2015.5.12 長野県
 
 2022.5.12東京都調布市(植栽)    2022.5.12東京都調布市(植栽)