川岸や山地などに生える落葉高木で、高さは15〜20メートル。樹皮は黒褐色〜灰褐色で、イボ状の皮目が多く、幹や太い枝には分枝する鋭い刺がある。葉は互生し、短枝は1回偶数羽状複葉で、小葉は6〜12対、長枝は2回偶数羽状複葉で、小葉は4〜8対付き、小さい。
雌雄同株で、雄花、雌花、両性花がある。花は短枝の先に10〜15センチの穂状花序を出し、直径7〜8ミリで淡黄緑色の4弁花を付ける。果実は豆果で、長さ20〜30センチ、扁平でねじれる。花期は5〜6月。本州〜九州に分布する。
〜徒然想〜
本種は、葉の形態と花の付き方で、比較的見分けやすい木本でした。しかし、それにとらわれすぎて、他の特徴を撮影していませんでした。
幹や枝に鋭い刺がありますが、撮影できていませんでした。
雄花、雌花、両性花がありますが、それを意識して撮影していませんでした。画像を拡大して見ると、花は両性花がほとんどで、雌花らしきものも見られましたが、雄花はありませんでした。
もっとも、図鑑によれば、同じ株でも雄花のみの年、雌花のみの年があるようで、本画像を撮った年は両性花の年だったのかもしれません。
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