東南アジア原産の史前帰化植物。川岸、田の畦などに生える多年草で、高さは100〜150センチ。葉は広線形で長さ50センチほど、中肋は白色になる。
稈の上部の葉鞘から花序の枝を数個出し、先端に長さ9〜10ミリ、径5ミリほどの革質で壷形の総苞(苞鞘)を付ける。雌性小穂は苞鞘の内側に包まれ、2岐する白い柱頭だけが苞鞘の上端から突き出る。雄性小穂は苞鞘の上端から総状に出て、雌性小穂開花後に葯を出して開花する。
苞鞘は果期には硬くなり、黒褐色から灰白色や淡青色になる。花(果)期は7〜10月。
〜徒然想〜
この植物をホームページに収載するようになるとは思いもしませんでした。
昔から何処にでもあり、硬くなった果実が遊び道具になっていました。糸で繋げて首飾りにしたり、お手玉の中身にしたりするのですが、自分ではあまり遊んだ記憶はありません。
この植物がイネ科であることを知り、また上記で記載したとおり面白い構造を持つことを知り、収載することにしました。興味があれば、ネットなどで図解された花序の構造を見ることをお勧めします。
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