平地から低山地の林縁などに生える落葉小高木で、高さは5~10メートル。葉は互生し、奇数羽状複葉で、葉軸に翼がある。小葉は3〜6対、長楕円形又は卵状長楕円形で、先は鋭く尖り、縁には粗い鈍鋸歯がある。裏面は軟毛が密生し黄白色。
雌雄別株。白色の小さな花を円錐花序に多数付ける。雄花の花弁はそり返り、5本の雄しべは花から突き出る。雌花の花弁はそり返らない。果実は核果で、直径4ミリほどの偏球形で、秋に黄赤色に熟す。花期は8~9月。日本全土に分布する。
~徒然想~
見上げる高さに多くの花を付けていました。陽射しが強く、いい写真にはならないでしょうが、撮影はしておきます。
花序は大きいものの、花は小さく、色合いもきれいとは言えません。撮影後、拡大して見ると、まだ開花していないようです。
気に止まったのは葉軸の翼で、明らかにそれと分かる特徴があります。これならば、調べれば名はすぐ分かるでしょう。
名前はヌルデでした。ウルシ科の植物であることは翼で納得できます。実を見る機会がありましたが、褐色系で、きれいではありませんでした。
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