ノブドウ
キレハノブドウ
ブドウ科 ノブドウ属

 
2018.7.9 北海道   2009.9.25 和歌山県

山野の道端、林縁などに生えるつる性の落葉木本。葉は卵形で、3〜5裂し、基部は心形、先は尖り、縁には粗い鋸歯がある。裏面脈上には粗い毛がある。
集散花序に黄緑色の小さい花を多数付ける。果実(液果)は球形で、直径6〜8ミリ、淡紫色や藍色に熟す。花期は6〜8月。北海道〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

実はよく見かけるものの花を撮る機会はありませんでした。目立たない小さな花ですし、葉に隠れてしまうことが多いので、無理ないことだったかもしれません。注意して探すこともしていませんでした。
図鑑で調べていると、ちょっと面白いことが・・・。球形の実は紫、紅、青や斑模様に色付きますが、これらはほとんどが虫こぶで、正常な実はまずないということです。初めて知りました。驚きです。


ノブドウは葉の形に変異が多いです。3〜5裂するものの、その程度には大きな差があります。切れ込みがごく浅いものもありますし、深く切れ込むものもあります。その中間型もありますし、同じ茎に混じるものもあります。
葉が深裂するものはキレハノブドウとして区別しています。

−同じ科の植物−


   2018.7.9 北海道  
2021.10.16 栃木県 2021.10.16 栃木県
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