海岸や山地の林縁、草地などに生える多年草で、高さは70~200センチ。茎は直立し、上部で広角度に分枝する。根出葉は花期には枯れる。下部の茎葉は披針形~楕円形あるいは卵形で、粗い鋸歯縁となるか浅裂~中裂する。葉柄の基部は茎を抱く。
頭花は2−5個が集散状に付き、上向きに咲く。小花は淡紅紫色で、長さ17~20ミリ。総苞は鐘形で、直径18~20ミリ、クモ毛はなく、粘らない。総苞片は針状で、6~7列、斜開する。花期は8~9月。青森県津軽地方と北海道道南地方に分布する。
~徒然想~
まだ十分に開花していませんが、葉、総苞片、茎を浅く抱くなどの特徴からミネアザミとして良さそうです。撮影地は北海道西南部の山地です。
コロナ前は、毎年10日間ほど北海道の花旅をしてきました。いずれ撮り直す機会があるだろうと思っていましたが、コロナのまん延で、当分北海道には行けそうもありません。
同定には不十分なものの、ご意見をいただくことにして、掲載することにしました。
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