メルケンカルカヤ

イネ科 ウシクサ属 
   APG分類ではメリケンカルカヤ属

 
2022.9.10 東京都八王子市   2022.9.10 東京都八王子市


北アメリカ南部〜中央アメリカ原産帰化。草地、道端、空地などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。稈は直立し、熟すと全体が赤褐色となる。葉は線形、葉身は2つに折れ、疎らに毛があり、葉鞘には密に長毛が生える。
花序は稈の上部の葉腋に付き、数個の総が鞘状の総苞葉に包まれる。総には白い長毛が生え、有柄の小穂と無柄の小穂が対になって付く。無柄小穂は2小花からなり、第2小花は両性で外花頴は先に芒がある。花期9〜11月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

各所の長毛が特徴的で、特に小穂が熟して長い毛が銀色に輝く姿が美しいです。これがやがて風に舞い、繁殖するのでしょう。
タンポポと違い姿は地味ですが、繁殖は同じと思うと、これも植物の世界を感じます。
名のとおり、帰化植物です。そして、たくましい植物です。風で飛ばされ、全国的に広がっていきます。背丈が高く、茎も太い、厄介な雑草でもあります。

−同じ科の植物−

 2022.10.18 東京都八王子市   2022.10.18 東京都八王子市 
 
 2022.10.18 東京都八王子市    2022.10.18 東京都八王子市
 
 2022.9.10 東京都八王子市
苞を外したもの 数本の総に別れている
   2022.9.10 東京都八王子市
小花序は苞(左側の緑)に包まれる
 
 2022.9.10 東京都八王子市
無柄小穂には長い芒がある
   2022.9.10 東京都八王子市
無柄小穂 有柄小穂はみえない