北アメリカ原産の帰化植物。河川敷、空地などに生える多年草で、高さは1〜2メートル。地下に塊茎ができ、そこから茎を出す。茎は上部で分枝し、剛毛が密生する。葉は下部では対生、上部では互生し、長楕円形、先は鋭く尖り、縁には粗い鋸歯があり、両面に毛が多い。
頭花は枝先に上向きに咲き、直径5〜10センチ。舌状花は黄色で10〜20個、先は3裂する。筒状花も黄色で基部が膨れ、多数付く。総苞は半球形で、総苞片は披針形で3列、平開又は反曲する。花期は8〜11月。
〜徒然想〜
大きな勘違いをしていました。近くの河川敷で、毎年黄色に咲き誇るこの花を、アラゲハンゴンソウと思っていました。
近年になって帰化種も撮影するようになり、改めて調べてみると、キクイモであることが分かりました。気付いてみると当たり前なのですが、本種は筒状花が黒くなりません。恥ずかしながら、筒状花が黒くならないアラゲハンゴンソウがあるのではないかと、ネットで探していました。
なお、図鑑等には舌状花の先は3裂するとありますが、明確に3裂する花弁は見当たりませんでした。
−同じ科の植物−
|