カンエンガヤツリ

カヤツリグサ科 カヤツリグサ属

 
2021.7.17 栃木県   2021.10.2 栃木県


低地の湿地、河川敷などの水湿地に生える多年草で、高さは80〜120センチ。根茎は短く、太い茎を多少叢生する。葉は茎と同じくらいの長さがあり、線形。
茎の先に苞葉が4〜5個付き、その間から5〜10個の枝を出す。枝はさらに散形状に枝分かれし、先端に花穂が1〜5個付く。花穂にはやや密に小穂が開出して付く。小穂は長さ5〜10ミリ、扁平で黄褐色を帯び、10〜20個の小花が2列に並ぶ。鱗片は卵形で長さ2ミリほど。果実は卵状楕円形で3稜がある。長さは鱗片の半分程度。花()期は9〜10月。本州に分布する。

〜徒然想〜

調べると、意外に稀少な花であることが分かりました。それは、各所で大発生するものの、年によっては消えてしまったりして、一年草なのか、多年草なのか、分からない植物です。
撮影した渡良瀬遊水地では、そこかしこに大群生していて、毎年そのような状態とのことです。帰化植物を思わせる大群生です。
花のイメージから、勝手にカエン(火炎)ガヤツリと思い込んでいました。ボウボウと燃えあがる花序だと思えませんか。

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 2021.10.2 栃木県   2021.10.2 栃木県  
 
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