ギョウギシバ

イネ科 ギョウギシバ属

 
2023.10.11 東京都狛江市   2023.10.11 東京都狛江市


日当たりのいい道端、河川敷、荒地、海岸などに生える多年草で、高さは15〜40センチ。茎は地を這って長く伸び、よく分枝し、節から根を出す。葉は短い線形、淡緑色で葉耳、鞘に長毛がある。葉舌は短い。
花序は稈の先に付き、掌状に3〜7個の総を出す。小穂は総の片側に2列に密に付き、広卵形で長さ2〜3ミリ、1小花からなり、淡緑色、時に赤紫色を帯びる。花期は6〜8月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

多摩川河川敷の草地で、黒いマッチ棒のようなものが無数に生えているのを見つけたことが、シバに興味を持ったきっかけです。
近似の仲間にギョウギシバがあることを知り、同じ河川敷でそれらしきものを見つけましたが、花序がありません。
10月では花序は望めないかとさらに探すと、メヒシバのような花序を伸ばしている本種をみつけました。
イネ科でよく見られるように、しべを出した姿はなかなかきれいです。
オニシバは海岸砂地で見ることができました。

−同じ科の植物−

 2023.10.11 東京都狛江市   2023.10.11 東京都狛江市 
 
 2023.10.8 東京都狛江市   2023.10.11 東京都狛江市 
 
2023.10.8 東京都狛江市    2023.10.11 東京都狛江市