ゴキヅル

ウリ科 ゴキヅル属

 
2020.10.3 栃木県   2020.10.3 栃木県


水辺、湿原などに生えるつる性の1年草。葉は互生し、三角状披針形、時に3〜5浅、中裂する。先は尖り、基部は深い心形で全縁。巻きひげは2分枝するか、分枝しない。
花は葉腋から花序を出し、小さな黄緑色の花を付ける。雌雄同株で花序の上部に雄花が付き、基部に雌花が付く。花冠は5裂し、裂片は長く尖り、長さ5〜6ミリ。果実(蓋果)は卵形で、長さ1.5センチほど。花期は8〜11月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

“ゴキヅル” 
花弁の先が長く尖る様子が刺々しく、当を得た名のような気がします。一方で、花自体は面白い形で、撮影意欲を駆られます。
花と果実が同時に見られることが多いです。果実は楕円形で、真ん中に線があります。熟すとこの線からお椀のように割れて、2個の種子が飛び出します。
そんな様子を想像しながら写真を撮るのも楽しいものです。

−同じ科の植物−


2020.10.3 栃木県    2020.10.3 栃木県 
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery