沿海地の林縁、草地などに生える落葉〜半常緑低木で、高さは２〜３メートル。葉は対生し、長楕円形〜卵状楕円形で、先は尖り、基部は円形〜くさび形、縁には三角形状の鋸歯がある。表面は無毛で光沢がある。
花は枝先に集散状に付き、花序は直径１０〜２０センチ、小さな両性花と多数の装飾花からなる。装飾花は花弁状の萼片が３〜５個で、白色、淡紅色〜青紫色で、長さ１.５〜２.５センチ。花期は６〜７月。房総半島、三浦半島、伊豆半島、和歌山、四国に分布する。

〜徒然想〜

自生地は上記のとおり沿海地ですが、観賞用として庭、公園などに植えられています。
本画像は、伊豆七島の海を見下ろす林道沿いで撮影しました。
葉に光沢があり、葉裏葉腋に縮毛があるのが特徴ですが、葉裏は確認していません。装飾花は色に変化があり、鋸歯があるものもあるようです。
色違いの花との出逢いを待っていましたがその機会はなく、撮影から１０年以上経ってしまったので収載することにしました。

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