ペラペラヨメナ

キク科 ムカシヨモギ属

 
2020.6.3 東京都八王子市   2023.4.30 東京都調布市


中央アメリカ原産の帰化植物。道端や河川の石垣などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。茎は基部からよく分岐して、先は斜上又は匍匐する。葉は下部のものは倒卵形〜長楕円状披針形で、3〜5中裂する。先は鋭頭。茎葉は互生し、長楕円形、全縁で柄はなく、両面に毛が散生する。
頭花は枝の先に単生し、直径2センチほど。舌状花は1列、多数、白色で後に赤味を帯びる。総苞は半球形で、総苞片は2〜3列、線状披針形で、鋭尖頭、疎らに毛がある。花期は5〜11月。関東地方〜沖縄県に逸出帰化。

〜徒然想〜

箱根駅伝で走る箱根道の石垣には、この花が群生して付いている個所があちこちにあります。車が停められるような状況ではなく、横目で眺めるだけです。駅伝の選手には、とても気付く余裕はないでしょう。
三浦半島や伊豆半島の道端石垣においても、同様に眺めるだけで、撮影はスキップです。園芸品の逸出帰化した植物であることも、撮影スキップの理由です。
しかし、コロナのまん延を契機に遠出を控えるようになると、身近な植物や帰化植物に目を向けるようになっています。本画像は、民家近くで群生していたもので、民家の栽培品が逸出したものでしょう。


−同じ科の植物−

 2023.4.30 東京都調布市    2023.4.30 東京都調布市
 
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