ヒトヨシテンナンショウ

サトイモ科 テンナンショウ属


山地の林下、林道脇などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。葉は通常2個で、9〜17個の小葉を鳥足状に付ける。小葉は狭長楕円形〜楕円形、縁は全縁又は鋸歯があり、表面には光沢がある。
花は葉よりも上につき、仏炎苞は赤紫褐色で外面はときに白粉を帯び、内面には光沢がある。口辺部は開出し、舷部は卵形〜広卵形。中央部が盛り上がり、内面には隆起する細脈がない。付属体は棒状。花期は4〜5月。九州(熊本、宮崎、鹿児島県など) に分布する。


〜徒然想〜

阿蘇付近の道路沿いでいくらでも見られるということでしたが、さすがにまだ早いのでしょう。4月になって急に冷え込み、真冬に戻ったような日が続いていました。
時折り、棒のような芽出しが見られるものの葉や仏炎苞の展開もなく、ヒトヨシテンナンショウとは判断できません。

それでも、歩き回るとみつかるものです。白い棒状の付属体を持った本種がいくつかみつかり、ほっとしました。濃い紫色の仏炎苞と葉の光沢が特徴です。
ただ、調べて見ると仏炎苞は変異の幅があるということで、色だけでは区別できないようです。
付属体についても「日本産テンナンショウ属図鑑」(邑田仁ら,北隆館,2018年)には赤紫褐色とありますが、ネット情報では上部が黄白色、下部が濃紫色とあります。

−同じ科の植物−

2019.4.5 熊本県
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