ヒゲナガキンギンソウ

ラン科 シュスラン属

常緑広葉樹林下などに生える多年草で、高さは30〜70センチ。葉は茎の下部に6〜8枚付き、長楕円形、先は急鋭形。
花は直立した花茎の上部に30〜50個ほど付く。花は長径11ミリほどで、側萼片はやや赤みを帯びた淡褐色で、大きく後に反り返り、苞は狭披針形、唇弁の嚢部分は黄色。花期は2〜4月。沖縄県八重山諸島に分布する。

〜徒然想〜

先年は雨が少なく、八重山諸島は乾燥状態。花期が大きく変わってしまいました。
今年はといえば、雨が多く暖かい日が続いたので、スミレ類は早々と終わってしまいました。八重山諸島に限らず、植物の花期を判断するのは難しいです。

一方で、思いもよらぬ花が開花していたりすることもあり、それはそれで喜びになったりすることもあります。
本種もその一つです。本来なら花期はもっと後でしょう。この年は暖かい日が続いたおかげで、3月上旬でも花は咲いていました。まだ蕾のものから、すでに花茎の下の方は花を終えているものまで、多くの株が見られました。
更には、5、6本立ちする塊りも出逢い、ガッツポーズで撮影に浸りました。

−同じ科の植物−
2019.3.8 沖縄県
 2019.3.8 沖縄県    2019.3.8 沖縄県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery