ハンゲショウ

ドクダミ科 ハンゲショウ属

 
2020.7.5 栃木県   2020.7.5 栃木県


低地の水辺、湿地などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。葉は幅の広い柄があり、互生し、卵形〜卵状心形。花序に近い葉は開花時に下半部が白くなり、花の終わった後は淡緑色になる。
花は上部の葉腋から10〜15センチの細長い花穂を出し、小さな花を総状に付ける。花期は6〜8月。本州〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

“ハンゲショウ” 何とも風情のある名です。別名はカタシログサ(片白草)といいます。時代小説をよく読む私としては、何か題材として1話ができそうなイメージが持てます。
でも、この花は植物園で当たり前に見られ、庭先でもよく見られます。そのためか、よく見る花は自生の概念が持てず、アップしないままでいました。
ある日、ノジトラノオを探しに出かけた湿地で、不意にこの花を見かけ、“ああ、こんな環境に咲くんだ!” と感動しました。
足元が水に浸り、高い葦に遮られた日陰地です。これならば、自生といっていいでしょう。HPにアップしたくなりました。

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