海岸近くの砂浜、草地などに生える匍匐性の多年草。茎は長く地を這い、よく分枝する。葉は対生し、卵形〜卵状楕円形、先は鋭頭で、基部はくさび形、縁にはまばらに鋸歯があり、両面に短い剛毛がある。
頭花は茎頂にふつう3個付き、黄色で直径2〜2.5センチ。花期は4〜9月。紀伊半島〜沖縄県に分布する。
〜徒然想〜
屋久島に着いた当日は、予定どおり海岸植物を観察することにしました。
思いのままに、勘の働くままに脇道に入ります。この花は漁港の入り口付近で道にはみ出るように生えていました。
ネコノシタ(ハマグルマ)と思いながらも、遠い地では違うことも経験しているので撮っておくことにしました。
案の定、ハマグルマによく似たオオハマグルマでした。花がふつう3個(稀に1個)付くことが特徴で、1個付くハマグルマとの違いです。
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