オオフタバムグラ

アカネ科 オオフタバムグラ属

2024.8.23 東京都狛江市
背丈は20センチほどで群生していました
  2024.8.23 東京都狛江市
花冠先は4裂し、雄しべは4個、柱頭は2球が接した頭状


北アメリカ原産の帰化植物。海岸や川原の砂地、芝地などに生える1年草で、高さは10〜50センチ。茎はまばらに分枝し、短毛がある。葉は対生し、線状披針形、先は鋭頭、葉縁に鉤状突起がある。両面、特に裏面脈上には剛毛があってざらつく。托葉は合生し倒三角形、長短の櫛の歯状の細かい裂片が交互に並ぶ。
花は茎の上部の葉腋に1〜数個付ける。花冠は白色〜淡紅色、漏斗形で長さ4〜6ミリm、先は4裂する。果実(刮ハ)は倒卵形、先に4個の萼裂片が残る。花期は7〜8月。

〜徒然想〜

富士山麓のざら地で見知らぬ果実をみつけ、何だろうと思っていたところ、翌年多摩川の河川敷でよく似た果実と花をみつけ、オオフタバムグラであることが分かりました。
富士山麓と河川敷とは、ずいぶん環境が違います。海岸砂地にも生えるということですので、さすがに帰化種、たくましい植物です。
いずれも群生状態で生え、マット状に広がっていました。

−同じ科の植物−

 2023.9.24 富士山麓    2024.8.23 東京都狛江市
果実は2球の分果に分かれ、上部には4個の萼片が残ります
葉はざらつき、少し内側に巻き、縁には曲がった棘があります
  
 
 2023.9.24 富士山麓    2023.9.24 富士山麓