日本全土の田の畦、河原、湿地などに生えるつる性の1年草で、長さ1〜2メートルになる。茎に下向きの鋭い刺があり、他の草などに絡みついて、よく分枝する。葉は互生し、三角形で緑白色、先は鈍形、裏面主脈上に刺毛がある。托葉鞘は円形で葉状になり茎を抱く。
花は茎頂又は葉腋から短い偽総状花序となり、小さな花を付ける。花被は緑白色で5中裂し、長さ3ミリほど。花後、花被は痩果を包み、直径3ミリほど球形になる。色は緑白色→紅紫色→青色になり、光沢がある。花期は7〜10月。
〜徒然想〜
図鑑等でよく目にする名前です。しかし、印象に残るのは実ばかりで、花はどんなだったか記憶に残りません。
7月、花を探してみました。花期は7月からとなっているのであるはずなのですが、みつかりません。わずかに開いているのかな、と思われるものがありましたが、葯などは見えませんでした。
それにしても、なかなかたくましい植物です。茎に付いたトゲは大きく、しっかりと他の草などに絡みついて伸びていきます。優しげな実とは似つかないほどです。
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