荒地、畑、道端などに生える1年草で、高さは15〜75センチ。茎は直立し、斜上または圧着する毛がある。葉は互生し、長楕円形〜広披針形で3脈が目立ち、先は鋭尖頭で基部はくさび形〜円形、縁には鈍い鋸歯がある。
花は葉腋か茎頂に付き、上に雄花が穂状に、基部に雌花が付く。雄花は小さく、花弁はなく萼片が4裂し、赤味を帯び、広卵形で長さ0.3〜0.4ミリ。雌花は1つの苞に1〜3花が付き緑色。子房は球形で、3室に分かれ中心部に花柱がある。花期は7〜11月。日本全土に分布する。
〜徒然想〜
すっかり草が伸びて藪となった道に生えていました。
茎は真っ直ぐに伸び、何だかよく分からない花のようなものが付いています。きれいとも思えませんでしたが、記録的に撮影しておくことにしました。
調べると、エノキグサとして良さそうです。
雄花は穂状になって付き、雌花は葉の上に乗るように葉の基部に付きます。花は終盤で、雌花はすでに実になっています。
何気なく撮っておいたものですが、調べて植物の実態を知ると面白いです。次に出逢ったときは、雄しべの白い葯や雌花の花柱などをマクロ撮影したいです。
何と、本種をアップする前日に、自宅の庭の草むしりをしていてみつけました。気が付かないだけで、ふつうに見られる花でした。スマホで撮影しました。
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