エドヒガン

バラ科 サクラ属

    
 2018.4.6 山梨県

山地に生える落葉高木で、高さは20メートルほどになる。葉は互生し、長楕円形〜狭倒卵形、先端はとがり、縁には鋭い重鋸歯がある。
花は葉に先立って開き、淡紅色〜白色、直径2.5センチほど、先端は切れ込みがある。萼筒は紅紫色で丸くふくらみ、上部がくびれた壺形。葉柄、花柄、蕚には毛が密生する。花期は3〜4月。本州、四国、九州に分布する。


〜徒然想〜

山梨の山地でいくつかのサクラを見ましたが、これはエドヒガンのようです。
つぼみはピンク色を帯びるものの、開花した花はほぼ白色で、やや小さめです。
蕚筒の基部が丸くぷっくりと膨らんでいます。本種の特徴です。
萼片には細かい鋸歯が見られます。花柄、蕚筒、萼片には毛が密生しています。葉は側脈が多く、裏面には毛があることを確認しました。
樹高は5メートルほどですし、何故か枝が折れ落ちていましたので、撮影しやすかったです。近くには15メートルほどの大木も見られました。

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