アリタソウ

アカザ科 アカザ属 
  APG分類ではヒユ科アリタソウ属
2024.10.21 神奈川県川崎市   2024.10.21 神奈川県川崎市


中央アメリカ原産の帰化植物。荒地、道端、林内などに生える1〜多年草で、高さは30〜100センチ。茎は直立して多数分枝し、茎や葉に黄色の腺体がある。葉は卵形〜披針形で、先は鈍形〜鋭形、基部は狭いくさび形で、縁に不揃いの鋸歯がある。
花は頂性又は短い腋生の穂状花序となり、両性花と雌花が混じりあって付く。花穂には線形〜倒披針形の葉状の苞葉がある。花期は7〜11月。本州〜沖縄に帰化している。

〜徒然想〜

東京多摩川河川敷でイネ科を探索していると、河川側草地で一群の緑に気付きました。よく見ると、小さな花らしきものを付けています。直径1〜2ミリほどでしょうか、白い花糸と葯のようなものも見えます。
何だろうといろいろ検索しましたら、アカザ科の花に似ていることに気付き、アリタソウが行き当たりました。残念ながら帰化種でしたが、名前が分かるのはうれしいものです。
葉や茎に毛が見られるものはケアタリソウと呼ばれていますが、分類上は区別していません。

−同じ科の植物−

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両性花と雌花が入り混じって付きます 
白い葯が付く花が両性花、3岐する小さな柱頭が見える花が雌花です
  
 
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