アメリカアサガオ
    ヒルガオ科 サツマイモ属
マルバアメリカアサガオ
    ヒルガオ科 サツマイモ属
2023.10.27 東京都調布市   2024.10.21 神奈川県川崎市


熱帯アメリカ原産の帰化植物。道端、荒地、河川敷などに生えるつる性の1年草で、長さ1メートル以上になる。葉は互生し、広卵円形で、3中〜深裂、まれに5裂し裂片の先は鋭くとがり、基部は心形で両面に毛が散生する。
花は葉腋から出た花序の先に付き、漏斗形、直径3センチほど、長さ3〜4.5センチ。色は紅紫色、青紫色、白色など多様だが、花筒の奥は白色。萼には淡褐色の長毛が密生し、萼片は線形で中部から急に細くなり、果実期には反り返る。花期は8〜10月。

 
 
アメリカアサガオの変種。
葉は卵円形で分裂せず丸い。その他はアメリカアサガオと変わらない。花期は8〜10月。
 


〜徒然想〜

秋も深まり、もうすぐ花のシーズンも終わりと思うと、もの悲しい想いになります。名残を惜しんで、今日も多摩川河川敷に出かけます。
そこでみつけたのがこのアサガオで、アサガオは夏のものと思っていて、こんな時期にアサガオが?、と思ったものです。
この仲間の同定には葉と萼の特徴が必須で、覗いてみるとびっくり、長い毛がびっしりと生えています。
調べるとマルバアメリカアサガオと分かったのですが、前年にも萼片に毛があるアサガオを撮影していて、こちらは葉が分裂するアメリカアサガオでした。
葉の切れ込みが浅いのが気になりましたが、切れ込みも様々なようで、花が小さいこと、萼に毛が密生することなどからアメリカアサガオとしました。
なお、両者を分けない見解もあるようです。

−同じ科の植物−

 2023.10.27 東京都調布市    2024.10.21 神奈川県川崎市
花の直径は3センチあまり、中心部は白く抜けます  
 
2023.10.27 東京都調布市     2024.10.21 神奈川県川崎市
萼片は急に細くなり線形、長い毛が密生します  
 
 2023.10.27 東京都調布市
葉の切れ込みは変化があるようです
   2024.10.21 神奈川県川崎市
葉の切れ込みはありません