アキノエノコログサ

イネ科 エノコログサ属

 
2022.9.3 東京都狛江市   2022.9.3 東京都狛江市
やや紫色を帯びる花序


日当たりのいい空地、道端、畑、河川敷などに生える1年草で、高さは50〜100センチ。葉は扁平で広線形、基部は次第に細まり、葉舌は毛状になり、葉鞘の縁には毛がある。質は柔らかく、表面は短毛がある。
花序は円柱状で先は垂れ、緑色で稀に紫色を帯び、長さ5〜12センチ。小穂は卵形で緑色、長さ3ミリほどで、第1包は小穂の半分程度、第2包は小穂よりやや短く、第2小花の護の上部は露出し、横皺がある。小穂基部の剛毛は小穂の2〜5倍の長さがあり、緑色で時にやや紫色を帯びる。花期は8〜11月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

アキノエノコログサの名がありますが、エノコログサとの花期はあまり変わりません。気付くと、両者が混在していることがままあります。
違いは、花序が垂れること、やや大きいことであたりをつけて詳細を観察します。
小穂が長さ3ミリほどとエノコログサよりも長く、第2包は小穂よりやや短く、護の上部が見えることです。
見慣れると、小穂が大きいためかブラシ部分がややまばらに見えます。
毛状の葉舌と葉鞘の明確に写真は、撮り忘れています。葉の表面に微毛があることも撮影していませんので、宿題としておきます。


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