アキバギク

キク科 シオン属

 
2020.11.11 千葉県   2020.11.11 千葉県


山地の林縁、林下などに生える多年草で、高さは40〜60センチ。茎には短毛があり、根出葉は花時には枯れる。中部の葉は両面にまばらに毛があり、卵形、先は鋭尖頭または鋭頭、縁には大きな鋸歯があり、基部は切形。葉柄は明瞭にあり、上部は翼となる。
頭花は白色で、直径1.5〜2センチ。総苞は筒状で、総苞片は3列。別名にアキワギク、キヨスミギクがある。花期は10〜11月。関東〜中部地方に分布する。

〜徒然想〜

いつの日かしっかりと見てみようと思いながら、延ばし延ばしにしていた菊です。イズノシマダイモンジソウの撮り直しと併せて、房総の山に出かけてみました。
葉柄が明瞭にあり、翼状になるのが特徴です。
途中の車窓からは白い菊が見えるのですが、シロヨメナのようでした。葉柄だけでなく、葉がより幅広く、両面に毛があるのもシロヨメナとの違いです。総苞の形や状態も確認しました。
和名のアキバは静岡県の秋葉山にちなんで付けられていますが、地域により別名も付けられています。房総の山のものはキヨスミギクと呼ばれます。
下山の道路沿いには、シロヨメナタイプで葉柄があるものも見られました。交雑種でしょうか。

−同じ科の植物−

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