アカオニタビラコ

キク科 オニタビラコ属

 
2013.5.4 栃木県   2013.5.4 栃木県


日当たりのいい道端、草地などに生える1〜2年草で、高さは20〜100センチ。茎は1本立ちになるが、束生する場合でも中央の1本が太くて高く、緑色か紫色を帯び、下部を中心に毛が多い。根出葉はロゼット状となり、倒披針形で、頭状羽大に深裂し、越冬した根出葉は赤味を帯びる。茎葉は数個付く。
頭花は散房花序に多数付き、花序の枝は斜上し、直径7〜10ミリ。総苞は長さ5ミリほどで、外片は卵形で、内片は8個で、後に反り返る。小花は黄色で10〜20個。花期は4〜10月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

昔、アオオニとかアカオニとか、花仲間たちが談義していたのを傍らで聞いていました。何のことか分からないながらも、写真だけは撮っておいたものです。
そのことを思い出して、アルバムを調べると、何と8年以上前のことでした。月日の経つのは早いものだと痛感してしまいます。
以前はオニタビラコとされていましたが、アカオニタビラコとアオオニタビラコの2亜種に分けられました。違いは、本種の茎は1本立ちになることが多く太く、上部ほど小さくなる茎葉を付け、茎や葉は紫色を帯び、茎に毛が密生し、花がやや小さく、越冬した根出葉が赤味を帯びるとされています。
撮影時は特徴が分かっていませんでしたが、花が小さめで、茎葉が見られるので本種としました。

−同じ科の植物−

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