ツリシュスラン

ラン科 シュスラン属

 
2015.8.23 山梨県   2015.8.23 山梨県

樹幹や岩上に着生する多年草で、高さは10〜20センチ。茎は基部が少し這い、先は下垂し、花茎部分は立ち上げる。葉は数枚互生し、広披針形、先は鋭頭で基部はくさび形。
花序は基部が湾曲して立ち上がり、一方に偏って花を多数付ける。花は白色で長さ4ミリほど、萼片は狭卵形、側花弁は倒披針形、唇弁は広卵形で萼片より少し短い。花期は7〜9月。本州中部地方〜九州に分布する。


〜徒然想〜

ようやく〜ようやくです。 うれしかった〜〜〜!

半ば諦めていたこの花ですが、九州で花後を見て、富士山麓で倒木に着いていたが落ちてしまったりとか、ある樹林での着生情報を得たりとか・・・、次第に出逢いが近づいてきた感触があるものの、ほど遠いものでした。
出逢いはあっけないものでした。
”ほら、そこに!” 指差された7メートルほどの高みに2本のツリシュスランがぶら下がっていました。
この場所は、何度も通り過ぎた場所です。上を見上げたこともあります。見る目がなかったのですね。

この日は光学60倍の超望遠デジカメを用意してきました。
1440ミリに相当します。いいカメラなのですが、解像度が今一です。三脚に固定し、2秒タイマーでブレを抑えて撮影しました。(いずれもトリミングなしで、この程度です。)

翌年は、遠方の花を撮る宿題がいくつかあり、さらに高倍率のカメラを用意しました。
ツリシュスランは、何と5本に増えていました。

-同じ科の植物-

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 2016.8.10 山梨県    2016.8.10 山梨県
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