ツノハシバミ |
カバノキ科 ハシバミ属 |
林床や林縁に生育する落葉低木で、高さは5メートルほどになる。葉は互生し、卵型又は倒卵型で、縁は細かい重鋸歯がある。葉の基部は円形から浅い心形で、先は急に狭まって尖る。 花は葉の展開に先立って開き、雌雄同株。 雄花は尾状花序を下垂し、雌花は数個の花が芽鱗に包まれたまま開花し赤い柱頭を出す。花期は3〜4月。北海道、本州、四国、九州に分布する。 果実は秋に熟し、くちばし状に長く伸びた特徴ある形で、食べられる。 〜徒然想〜 明るい林縁によく見られました。高さは2メートルほどで、目の前に花序がぶら下がり、観察にはいい具合です。 葉は無く、6センチほどの雄花が垂れ風に揺れています。傍らの枝の先には鮮やかな赤い雌花(柱頭)が見られます。対になって、それぞれ花を咲かせる姿です。 雄花は、風に揺れて花粉を飛ばし、いずれ枝から落ちていくのでしょう。春の道の足下には、役目を終えたカバノキ科の雄花がよく見られます。 −同じ科の植物− |
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2011.4.17 奈良県 |
2011.4.17 奈良県 | 2011.4.17 奈良県 |
2011.4.17 奈良県(画像にポインターをおいてください) |