トウゲブキ

キク科 オタカラコウ属

別名 エゾタカラコウ。低地〜山地の湿った草原や沢筋などに生える多年草で、高さは30〜80センチ。根出葉は腎心形で、縁にはあらい鋸歯がある。
花は茎の先に5〜9個が散房状につき、黄色で直径5センチほどになる。舌状花は7〜12個。花期は7〜8月。北海道〜本州東北地方に分布する。

〜徒然想〜

トウゲブキの名から山地にのみ咲くものと思っていましたが、海岸の草地にも多いようです。
ここは東北の高山といってもいい山の草地で、ようやく数株が花を開き始めていました。ツワブキに似ていますが、舌状花がまばらで、オタカラコウ属の雰囲気を持っています。

梅雨の最中にもかかわらず、雨にも会わずゆったりした花散歩になりました。それでも、時折ガスがかかり視界を覆います。
それだけに、ガスが消えていき、雪の残る峰が現れる様は実に風情があります。霧の摩周湖で、霧がサーっと晴れ、摩周湖の全景をみたのと同じ感動があります。

−同じ科の植物−
2010.7.6 秋田駒ヶ岳
 2010.7.6 秋田駒ヶ岳(画像にポインターをおいてください)    2010.7.6 秋田駒ヶ岳(画像にポインターをおいてください)
 
 2012.7.26 北海道    2009.8.29 山形県月山
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