トダイアカバナ

アカバナ科 アカバナ属

山地の石灰岩地やその河原などに生える多年草で、高さは15〜40センチ。茎は赤みを帯びることが多く、上部で細かく分枝する。葉は線形〜披針形で、縁には突起状の細かい鋸歯がある。
花は淡紅色〜白色で、直径5ミリほど。花弁は4個で先は浅く2裂する。柱頭はこん棒状。花期は8〜9月。本州群馬県以西〜九州に分布する。

〜徒然想〜

葉が細く、全体の大きさの割には花が小さいアカバナ科の植物をみつけました。ホソバアカバナかと思いましたが、石灰岩のこの地に産するものは、トダイアカバナとされています。
茎は赤みを帯び、中程からよく分枝し、上方にのびやかに伸びています。分枝し枝が賑やかな割には花の数は少なく、撮りにくい植物です。

往路は目的の場所に急ぐあまり気付きませんでしたが、帰路では河原沿いに多くみられることが分かりました。

−同じ科の植物−
2010.8.21 長野県
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 2010.8.21 長野県    2012.9.14 長野県