テンキグサ

イネ科 テンキグサ属

    
2015.7.6 北海道 


海浜の砂丘などに生える多年草で、高さは80〜150センチ、群生する。葉は広線形で、緑白色で厚みがある。
花序は直立し単一の穂状、長さ15〜25センチ、淡黄緑色、短い軟毛がある。小穂は通常1節に2個付き、3〜5小花からなり、護穎はほとんど無芒。花期は6〜7月。北海道〜九州に分布する。


〜徒然想〜

「テンキグサ」という名を教えてもらいました。当時はあまり興味も覚えず、3年後、再び同地を訪れました。同じ光景が、青い海を背景に広がっています。
3年前には興味を覚えなかった植物も、今度は見事に頭に焼き付いてきます。花だけでなく、植物全般に興味を示しつつある自分を意識します。
別名ハマニンニク。北海道だけでなく、各所の海岸で見られる植物です。
テンキグサは「天気草」ではなく、アイヌの人たちが葉でテンキという入れ物や手提げ袋を作ったのが由縁のようです。

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