タチシオデ

ユリ科 シオデ属

山地の林縁、草原などに生えるつる性の多年草で、長さは1〜2メートル。雌雄異株。葉は卵状楕円形で、葉柄の基部から巻きひげを出して他の植物に絡みつく。
葉腋から花序を出し、緑色の花を付ける。花被片は反り返らない。花期は5〜6月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

タチシオデは、成長の初期には立ち上がることからこの名が付いていますが、成長するにしたがって他の植物に絡みついていきます。
シオデに似ていますが、花被片は反り返らないのが違いの一つで、その他タチシオデの葉は薄くて光沢がなく裏面が粉白色であること、花期の違い(シオデは7〜8月)などがあります。
花は緑色で目立ちません。しかも根元に他の草に隠れるように咲いていました。雌花のようです。


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2012.6.3 島根県(画像にポインターをおいてください)
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