シナノスミレ

スミ科 ミヤマスミレ類

   
 2013.4.20 長野県

別名:シンシュウスミレ。 
長野県の 木曽谷南部のみで見られる小型のスミレで、高さは5〜10センチ。学名上はシハイスミレの変種扱いにされている。外見上は マキノスミレと区別は難しいが、葉の表面や縁に短毛が密生し、光沢がない。
花は直径1〜1.5センチほどで小型、紅紫色で、側弁の基部は無毛。花期は4〜5月。


〜徒然想〜

出逢いは全く偶然といっていいでしょう。不意に車を停めた場所に、小さなすみれが生えていました。場所からいってシハイスミレの小型のものと判断し、いくつか撮影しておいたものです。

自宅に帰ってネット情報をいろいろ検索するうちに、シナノスミレの名に行き当りました。観察地が木曽谷であること、花付きが悪いことや葉に光沢がないこと、画像を拡大すると葉の葉脈や縁に毛が見られることなどから、シナノスミレを確信していきました。 
残念なことに、撮影が雑で、葉の短毛が明瞭な撮影がなく、宿題が残ってしまいました。
産地が限られ、個体数が非常に少ないということなので、なるべく早く再訪し綺麗な画像を残したいと思っています。

葉の拡大画像を撮影しましたが、秋に残っていた葉なので、短毛が抜けていたかもしれません。

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