セイヨウアブラナ

       アブラナ科 アブラナ属
セイヨウカラシナ

       アブラナ科 アブラナ属
 
2017.4.15 東京都狛江市   2017.4.15 東京都狛江市

ヨーロッパ原産の帰化植物。種子から油をとるために栽培され日本全土に野生化した1年草で、高さは50〜100センチ。茎は直立し、上部の葉は基部が茎を抱く。
花は鮮黄色で4弁、花弁は長さ10〜18ミリ。果実は長さ5〜10センチ。花期は3〜4月。 

 
西アジア原産の帰化植物。野菜としても利用され近年本州を中心に野生化している1年草で、高さは50〜150センチ。茎は直立し、下部の葉はしばしば羽状に分裂、縁に鋸歯があり、基部は茎を抱かない。
花は鮮黄色で4弁、直径10ミリほど。果実は長さ3〜6センチ。花期は3〜4月。 

〜徒然想〜

菜の花は春の代名詞と言ってもいい花で、桜とマッチすると、日本各地で春本番の絶景を作り出します。
この菜の花、実は、1種だけではなく、交雑種を含めて大きく2種に分けられるようです。セイヨウアブラナとセイヨウカラシナです。混在することも多いです。
相違は、前者の葉は茎を抱き、後者は抱かない点が挙げられます。花の大きさも付き方も違うのです。セイヨウアブラナの方が花は大きく固まって付き、茎は叢生気味にまとまって立ち上がります。セイヨウカラシナは、花はより小さく、やや疎らに付きます。茎は棒状に立ち上がり、赤紫色に色付くことが多いようです。

恥ずかしながら、このことに気付いたのは、菜の花について調べてみた近年になってからのことです。
この気付きから、改めてわが家近隣の菜の花をみてみると、黄色の賑わいが減ってきているような気がします。セイヨウカラシナの割合が増えているのでしょうか。

このページでの画像は、左がセイヨウアブラナ、右がセイヨウカラシナです。

−同じ科の植物−

   左:セイヨウアブラナ 右:セイヨウカラシナ
2017.4.15 東京都狛江市 
 
     
2017.3.18 東京都調布市     2017.3.18 東京都調布市
     
2017.3.18 東京都調布市     2017.4.15 東京都狛江市