ノシラン

ユリ科 ジャノヒゲ属
   APG分類ではクサスギカズラ科
海岸に近い林内などに生える多年草。葉は線形で厚く光沢があり、長さ30〜80センチほど。花茎は斜上し、扁平で狭い翼があり、長さは30〜50センチほど。
花は総状に多数付き、花被片は白色又は淡紫色。種子は倒卵形でコバルト色に熟す。花期は7〜9月。本州東海地方以西〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

イモネヤガラの発見に感動した森で、ひっそりと咲いていました。
暗い湿った森では、数少ないノシランは、ぼやっと朧気に見えます。花期には少し遅いようで、花数は少なくなり、下に落ちた花びらが見えています。

撮影していると案内人の声がかかり、ノシランの群生する場所があり、それは見事に咲き並ぶということでした。
ファインダーから目を離し、その姿を想像します。

イモネヤガラの森を再訪しました。イモネヤガラは消えていましたが、ノシランは数を増やしているようでした。

−同じ科の植物−
2008.10.18 沖縄県本島
   2008.10.18 沖縄県本島  
 2014.9.26 沖縄県  2014.9.26 沖縄県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery