ナベワリ |
ビャクブ科 ナベワリ属 |
暖地の林下や落葉樹林のやや暗い所などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。葉は互生し、卵状楕円形、先は急に尖る。 花は葉腋から垂れ下がって葉に隠れるように黄緑色の小さな花を下向きに咲かせる。花被片は4枚で広卵形、1枚だけが大きい。葯は黄赤色。花期は4〜5月。関東地方以西、四国、九州に分布する。 〜徒然想〜 数年前、この植物があるという場所を知ってから、ようやく訪れる機会を得ました。花は葉の下に隠れているのを知っていますから、図鑑で葉の形を記憶して花探しです。 なかなかみつからず、ようやく見つけ出したナベワリは、葉が痛んでいました。それでも、葉の間からぶら下がる花には、きれいな黄色い葯が付いていました。 こんな可愛い花を付けていても、この植物は毒草です。葉をなめると舌が割れるからというので、「なめ割り」がなまってナベワリになったといわれています。 なお、帰り際、数株がまとまって咲いている場所がありました。喜び勇んで、再度荷を下ろして、撮影タイムです。 −同じ科の植物− |
|
2012.5.20 山梨県(画像にポインターをおいてください) |
2012.5.20 山梨県 | 2012.5.20 山梨県 |
もっとこの花を見る → |