ムニンキケマン |
ケシ科 キケマン属 |
海岸近くの草地、荒地などに生える2年草で、高さは20〜60センチ。全体は粉白色を帯び、茎は基部で分枝する。葉は2〜3回3出複葉で、小葉は深裂し、さらに欠刻する。 花は茎頂に総状花序をつくり、多数の花を密に付ける。花冠は淡黄色で長さ2センチほど。刮ハは狭披針形で、数珠状にならない。花期は2〜3月。伊豆七島、小笠原、沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 小笠原固有種に使われるムニンの名が付けられているので、なぜ八丈島のものにつけられているのか疑問の花探しとなりました。が、後に伊豆七島などにも分布していることが分かったということで、納得しました。 キケマンの仲間は日当たりのいいところに生えるので、車を走らせながらすぐに見つかるだろうと思っていたところ、道際はきれいに草刈りがされて、なかなか手こずる花探しになりました。 少々焦り気味になっていたところ、みつけたのは、やはり草刈りを免れた荒れ地や海岸の奥まった草地でした。 日だまりになる荒れ地では、すでに実を付け、高さも60センチほどになっていました。 冷たい風の当たる海岸では、ドーム状の葉の上に花を咲かせたばかりでした。 −同じ科の植物− |
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2010.2.20 東京都八丈島 |
2010.2.20 東京都八丈島 | 2010.2.20 東京都八丈島 |
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