常緑林下などに生える多年草で、高さは5〜10センチ。地下に小さな球茎があり、そこから花茎を出す。
花茎の先に淡褐色の花を付け、花は唇弁が白色で紫色の斑点がある。花が終わってから5角形の葉を出す。花期は5〜7月。関東南部〜沖縄県に分布する。
〜徒然想〜
こんな植物があるとは、全く知りませんでした。栃木県の観察地を教えてもらい、3人で林を探し回りましたが、とうとうみつかりませんでした。とにかく小さいのです。
5センチほどの針の先に1センチほどの花を付けているものを探してください、と言われましたが、花のイメージが湧かないので、探すのに苦労しました。
縁あって鹿児島県での観察地を案内していただきました。お蔭様ですぐにみつかりましたが、残念ながら花は終わっているようでした。微かに白い唇弁が見える個体を探し出し収載しましたが、不満足です。
花のイメージが沸いたので、次回は探し易くなるでしょう。探す機会もあると思います。いつかはベストの花を収載できる日を楽しみにすることにします。
余談ですが、花後の果実が、全体緑色の個体が見られました。この個体の花はどんな花なのか、興味が持たれます。
そして不意に! 出逢いの機会がありました。しかも、都内の近場です。こんなところに・・・、と思いましたが、生育環境は納得するものがありました。
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