モロコシソウ

サクラソウ科 オカトラノオ属

暖地の海岸近くの林縁、林下などに生える多年草で、高さは30〜80センチ。茎は直立又は斜上し、短く分枝する。葉は葉柄があり互生し、卵形、先は尖る。
花は上部の葉腋ごとに長い花茎を垂らし、先に1花付ける。花冠は黄色で直径1〜1.2センチ。先は5裂し反り返る。果実(刮ハ)は球形で直径6ミリほど。花期は7〜8月。関東南部〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

花仲間のブログで、千葉県でこの花が見られた(未開花)ことを知り、いつの日か探しに行こうと思っていました。そのため図鑑で調査済で、みつけたときは直ぐにこの花と判りました。千葉に探しに行く手間が省け、得したような気分です。

長い花茎を垂らし、その先に三角状の花を咲かせる様子は、枝垂れの花火を見ているようで風情がありました。
中には白い花もあり、白花品かと思いましたが、残念! 終盤の花は白くなるのではないでしょうか。

海岸沿いの山道を車で登り、ふと車を停めた道端です。遠くの目線下には青い水平線が広がっています。大きく息を吸いたくなる景勝地です。

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2016.7.4 鹿児島県
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