マルバチャルメルソウ

ユキノシタ科 チャルメルソウ属

山地の樹林下などに生える多年草で、高さは10〜25センチ。根茎は走出枝を出し横に這う。根出葉は長い柄があり、卵円形で両面に毛がある。葉柄と花茎には腺毛がある。
花は花茎に数個つき、淡緑色又は淡紅紫色で、羽状に9裂する。花期は6月。北海道、本州の一部に分布する。

〜徒然想〜

滝のあるしっとりとした森です。流れる空気が心地いいです。花観察の楽しみは、こんな雰囲気に浸ることにもあります。
その足元には目的の花が見られるのですから、これ以上のものはありません。

チャルメルソウの仲間は全国に様々なものがみられ、その楽しみの一つは花の形を覗き込むことです。
小さい花ですので肉眼では確認しにくいのですが、ファインダーで拡大するとハッとすることが多いです。枝分かれした花弁が面白いのです。
この花は4〜5対に分かれ、髭のようです。

−同じ科の植物−
2016.6.7 北海道
 2016.6.7 北海道    2016.6.7 北海道
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery