クロバナハンショウヅル

キンポウゲ科 センニンソウ属

湿った草地や湿地などに生えるつる性の多年草で、長さ1メートル以上になり、茎の下部は木化する。葉は羽状複葉で、小葉は2〜3対、卵形で全縁。
花は鐘形で、長さ2センチほど。花弁はなく、萼片は4枚、暗紫色で厚く、外側に黒褐色の毛を密生する。花期は7〜8月。北海道に分布する。

〜徒然想〜

この地のチェック植物の一つとして本種がありましたが、なかなか見つかりませんでした。しかし、広大なこの地の一角でこの花をみつけると、目が慣れてきたのでしょう、次々と目に入ってきます。
環境省絶滅絶滅危惧II類(VU)となっていることから、みつけるのは難しいと覚悟していたので、みつけたときはうれしかったですね。

全体には暗く濃い紫色で美しいとはいえないものの、愛しい花のように思えました。
すでに果実となり、ハンショウヅル特有の綿毛になっているものも見られました。

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2012.7.24 北海道
 
     
 2012.7.24 北海道    2012.7.24 北海道