コシオガマ

ゴマノハグサ科 コシオガマ属

山地の日当たりのいい草地や林縁などに生える半寄生の1年草で、高さは20〜70センチ。茎は直立し多くの枝を分ける。全体に柔らかな腺毛が多い。葉は対生し、三角状卵形で、羽状に深く裂け、縁には不揃いの鋸歯がある。
枝の上部の葉腋毎に淡紅紫色で唇形の花を1個付け、萼には密に腺毛が生える。花期は9〜10月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

かつて名が分からなかった花が目の前にあります。その時はほとんど終わりかけで、形もよく分からなかった花です。
花の形は筒形で上下2唇に分かれ、上唇は反り返って先端が浅く2裂し、下唇は横に広がって浅く3裂しています。長さは2センチほどでしょうか。
花は落ちやすいようで、周りに幾つも散らばっています。でも、長い花柱は残っていました。

最近見たヒキヨモギと同様に、ゴマノハグサ科の半寄生植物です。ヒキヨモギほど稀ではないようで、全国の花仲間から開花情報が伝わってきます。

−同じ科の植物−
2012.9.14  長野県
 2012.9.14  長野県    2012.9.14  長野県
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