コミヤマハンショウヅル

キンポウゲ科 センニンソウ属

八甲田山、岩手山、早池峰山、秋田駒ヶ岳、飯豊山地など、東北地方の高山だけに生える多年生のつる性木本植物。ミヤマハンショウヅルの変種で、葉が1回3出複葉、ミヤマハンショウヅルは2回3出複葉である点で違いがある。
花は紫色で母種と変わらないが、やや開き気味。花の大きさは2〜4センチで下向きに咲く。花弁に見えるのは萼片であり、縁がやや白色を帯びる。花期は6〜8月。

〜徒然想〜

東北の花紀行にあたり、東北地方の山にはコミヤマハンショウヅルが咲くことを調べて、早池峰山から探し始めました。しかし、早池峰山のあまりにも花のすばらしさに本種への注意力が損なわれたようです。花が閉じた1株をみつけたに留まりました。

反面、秋田駒ヶ岳は8合目までバスが入るので、標高差がなく楽です。ゆっくり花探索しながら歩くことができましたので、いろいろな姿で絡みつく多くの本種をみつけることができました。
花はミヤマハンショウヅルに比べるとやや開き気味とありましたが、全く変わらないように思えました。

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2010.7.6 秋田駒ヶ岳
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