キリシマアザミ |
キク科 アザミ属 |
山地の草原などに生える多年草で、高さは50〜150センチ。茎は上部でよく分枝し、枝はやや広角度に伸びる。根出葉は花時にも枯れず、狭卵形〜狭楕円状披針形で、羽状浅裂〜中裂して4〜8対の羽片があり、鋭い棘がある。 頭花は下向きに咲き、紅紫色で直径4〜5センチ。総苞は椀形〜鐘形、総苞片は斜上あるいはわずかに反曲し、外片は狭卵形で先端は尾状に長く伸びる。花期は9〜11月。 〜徒然想〜 九州霧島山、鰐塚山、高隈山周辺に分布し、花期に根生葉が残り、総苞片は8〜9列で粘らない、葉身は羽状深裂するなどが特徴のアザミです。 従前はツクシアザミとして扱われていましたが、ツクシアザミは花期に根生葉はなく、本種は2009年1月に新種として報告されたようです。 本画像は九州霧島周辺で撮影しましたが、この地ではキリシマアザミと呼ばれるものは標高が800m以上の所に生え、低地ではヒュウガアザミが見られるようです。800m付近は雑種が多いそうです。 これからいえば、本画像の撮影地は1200m前後の標高ですから、キリシマアザミとしていいと思われるのですが、素人には難しいです。 −同じ科の植物− |
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2012.10.28 鹿児島県(画像にポインターをおいてください) |
2012.10.28 鹿児島県 | 2012.10.28 鹿児島県 |
2012.10.28 鹿児島県 |