キケマン

ケシ科 キケマン属

海岸や低地の草地、荒地などに生える2年草で、高さは70センチほどになる。茎は太く、赤みを帯びる。葉は2〜3回3出複葉で、小葉は深裂し欠刻がある。
花は総状花序に多数つき、黄色。刮ハは狭披針形で、ほとんど数珠状にならず、種子は2列に並ぶ。花期は3〜6月。関東地方以西〜沖縄に分布する。

〜徒然想〜

キケマンの仲間の見分けもなかなか難しいものがあります。目安になるのが分布域と刮ハの形で、本種は狭披針形で、種子は2列に並ぶ特徴があります。

三浦半島の画像は、咲き始めたばかりで刮ハが見られませんが、海岸線のこの地域に見られるものは本種であるとされています。

都心のある公園では個人のコンサートが開かれていました。観客は想い想いにベンチに座り、澄み渡る歌声に聞き入っています。
傍らにはキケマンの黄色が揺れています(携帯で撮影)。

−同じ科の植物−
2010.4.3 神奈川県三浦半島
 2010.4.3 神奈川県三浦半島    2008.4.5 東京都千代田区
 
 2010.4.25 伊豆半島数
珠玉状に見えるが種子は2個並んでいる
   2010.4.25 伊豆半島
茎に付く葉
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