ケイリュウタチツボスミレ

スミレ科 タチツボスミレ類

河川中流域の石の隙間や川原に生える多年草で、高さは10センチほど。
タチツボスミレの渓流型変種で、花弁が細い傾向がある、葉の基部が深く湾入せず切形〜浅い心形になる、葉に光沢がある、地下茎が良く発達するなどの特徴がある。側弁は無毛。花期は4〜5月。中部地方を中心に神奈川県〜広島県に分布する。

〜徒然想〜

河原に降り、大石の上を慎重に進みます。タチツボスミレの渓流型なので、明るいこの地であれば、きっとあるはずと信じて更に進みます。

ほどなくして、やはりみつかりました。石の隙間にしっかりと根付いています。流れの裏側やこの隙間であれば、増水しても流されることはないでしょう。
葉は、光沢があり、基部が余り切れ込まない、中には切形のものもあります。花もやや細身で、記憶してきた特徴に間違いはありません。ほっと胸をなで下ろします。
渓流を背景にする撮影ポイントには恵まれませんでしたが、息子との観光旅行で白川郷、高山に行ったときの温泉と美味しい料理に加わる私へのお土産です。

−同じ科の植物−
2011.5.2 長野県
 2011.5.2 長野県    2011.5.2 長野県
2018.4.21 長野県
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